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2010/01/10

カールじいさんの空飛ぶ家(Up)

前半◎、中盤△、後半○

333261view003  映画の始め、主人公のカールの幼少時代のお話はお見事です。おてんば娘エリーとの出会い、そして結婚、子宝に恵まれなかった理由、その後の生活、二人の夢、そしてエリーの死を迎えるまでのお話が10分足らずで続く場面の作りが傑出しています。セリフ無しで映像だけでストーリーを説明していく手法には、涙腺が緩みましたね。
 そして、カールが家を風船で浮き上がらせることになった経緯と彼の決意も非常に分かりやすくなっています。ここはディズニー作品らしく、小さな悪(ここでは開発業者)を立て、主人公に感情移入しやすいようにキャラクター設定しています。大人でも楽しめる展開で、◎評価ですね。
 また、アジア系の男の子を登場させ、カールにはその男の子にちょっとした意地悪をする、というのも人間臭くていいですね。モラルの高い大人ではなく、自己中心の大人、という設定。カールは、夢を追う時は少年らしさを見せ、少年と対する時はちょっと意地悪な大人となります。完璧な大人ではないカールという設定。
 少年も、老人のお手伝いを、といいながら結構自己中心に振る舞い、これまた下世話で人間臭くてイイです。 

333261view001  と、ここまでの前半は、ストーリーにどんどん引き込まれていきます。家が題名通り空を飛んでいる間は。

 そして、いよいよ南米のパラダイス・フォールズに近づいてきたあたりから、これまたディズニーらしい奇想天外なプロットが待ちかまえます。ネタバレしないで書きますが、子どもは楽しめるでしょうね、その展開は。でも大人は無理かもしれません。飼いならされた犬たちの登場で、南米奥地への夢のある冒険旅行のはずが、ある意味「日常の生活」っぽくなってしまうんです。正直、中だるみという感を拭えません。私には△でした。

 後半に入り、やはり小悪党の登場、ディズニーはそうでなくっちゃ、ストーリーは始まりませんね。カールがエリーの真の想いを知ったあたりから、物語は急展開します。ややジェットコースター的な派手な展開になりますが、まあそれはディズニーお決まりの展開、ということでマンネリ、だなんて目くじらは立てません。小悪党を懲らしめて、ハッピーエンドに向かう、、、と思いきや、もう一ひねり。少年の家庭の秘密も明かされて、意外な場面で終わります。ヒューマニティ溢れる終わり方です。悪くないですね。

 ただ、小悪党(マンツ、とだけ書いておきます)の扱いが、私には少々不満でした。そこが、後半◎といえない理由でもあります。倒さなければならないほどの悪党ではないので、ちょっと懲らしめるだけでよかったんじゃないのかなあ。

 

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