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2009/06/02

ハンティング・パーティ(The Hunting Party)

最後の20分さえなければ、、、

 と書きましたが、決して大どんでん返しがあってぶったまげる、というのではありません。実話に基づいた社会派サスペンス&エンターテーメント作品が、最後の20分で一気にご都合主義になってしまったからなんです。

Huntingparty1  映画のスタートは、内戦のボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォ。そこで活動する戦場カメラマン、サイモン・ハント(リチャード・ギア)と、カメラマンのダック(テレンス・ハワード)が、銃撃戦をかいくぐりながら取材をするという、緊迫感あふれる映像。決して片方の従軍カメラマンとして大本営報道をするのではない、正真正銘の報道マンの姿。そのような活動をした多くの報道マンたちが戦場で命を落としたことを考えざるを得ませんでした。一気に映画に引き込まれましたよ。
 サイモンがテレビ局をクビになる原因となった生番組でのレポート場面。彼は単なる直情型の報道マンなのか、と思いきや、後でその理由が明かされる、という考えられたプロット。また、戦争犯罪人を自分たちの手で探し出してインタビューする(実はサイモンはもっと凄いことを考えたいたのだが)、という、まさにスクープをものにしようという記者魂。それに心を揺さぶられ、協力することになるダックの心意気。現地の情報を収集するには、「まず酒場へ行く」というのには、笑いとともに「なるほど」とも唸らされた。記者は足で取材する、それを地で行くストーリー。
 途中、記者だ、と名乗っているにも関わらず、勝手にCIAと間違われ、そのまま否定もしないでどんどん突き進むあたりは、これが事実であるという驚きとも相まって、面白くてたまりません。このあたりは、本当に時間を忘れて見入ってしまう展開でした。
 前半は事実を元に組み立てたというプロットだけに、真実味溢れていたんですが、、、。

 ちょっと、あれっ、って思い始めたのが、彼らが戦犯のグループにホテルで拉致されるあたりから。ひっそりと隠れて行動している彼らが、そんな行動的になるのか、と疑問がわき始めてから、楽しさが減ってきました。

 あとで調べたら、やはりこのあたりからは事実とは違い、映画オリジナルのストーリーのようでした。やっぱり、、、。

 しかし、(NATO?の)特殊部隊に助けられた(実際は、彼らに「CIAを名乗った虚偽罪」で捕まったのですが)時の、隊長の台詞は面白かったですね。その台詞は事実みたいです。曰く、「CIAには君たちを救い出したLight Side(暗躍する部署)と、われわれのように表に出るDark Side(公式な部署)がある。もう1つGrey Zone(中間)というものがある。それは君たちのように(活動している)」これは、ある意味スクープじゃないですか。

 そして、問題のラスト20分は、、、、、、。そりゃないでしょ、そんないとも簡単にそうなるなんて、、、。

Huntingparty2  ここで、タイトルHunting party(狩猟する一団)の意味が、サイモンたちの集団たちのことだけではないと分かってくるわけですが、それにしても、、、、、。映画オリジナルのエンディングだそうですが、先の特殊部隊の所で充分面白い映画になっていると思うんですが、そう思うのは私だけでしょうか。せっかくの。「実話を元にした」というのが色あせてしまいます。(これ以上のネタバレはやめておきます。)

 ところで、この話、ジャーナリストのScott Anderson氏がEsquire誌に載せた記事What I Did on My Summer Vacation(私が夏休みにやったこと)が元だそうです。その記事を読んだのですが、これがまた面白い。映画よりも面白い。映画では3人ですが、実際は5人のジャーナリストで本当に戦争犯罪人の捜索とインタビューを目指したとのことです。で、最後のオチが、先の特殊部隊の隊長の話、なのです。ね、それだけでも充分面白いでしょ。諜報活動は、他人と偽って行動するグレーの部分がある、と暗に認めたんだから。

 ちなみに、記事のネタ、というのは英語でstoryって言うんですね。storyか、1つのまとまったお話、なのか、と妙な所でも感心したり、と興味深く観賞できました。少なくとも、ラスト20分までは。
 でも、エンドクレジットでの事実紹介は愉快でした。

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