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2008/03/10

リトル・ミス・サンシャイン(Little Miss Sunshine)

バラバラな家族が一つにまとまる時

 お勧め映画です。笑えて、悲しんで、そして心がほんわかする映画です。
 性格も行動振りもバラバラな家族が、末っ子の美少女コンテストに参加するために、ミニバスで遠路でかけると言うロードムービー。
Littlemisssunshine

 父、母、祖父、兄、叔父と末っ子の女の子の6人が登場。叔父が同居するはめになるエピソードや、家族の性格を表すために用意された会話のやり取りも、全く無駄がなく、強引さもないので、スムーズに6人の性格が理解できるようになっている。自説の成功論が全く人に相手にされない父親、性・人種差別的発言を繰り返す問題祖父、現実逃避してひたすら自分の理想や夢にふける兄貴、美少女コンテストとミスユニバースに憧れる末っ子娘、自殺未遂のゲイの叔父、そしてそんな面々にいいように振り回される母親、実生活でも「いるいる、こんな人」と思わせる人物設定が非常に上手い。祖父が孫娘を溺愛するなんてのは世界共通なんだろうなあ。勝ち組に入ることをひたすら望む父親なんてのもアメリカ的で面白い。でも、この家族が結びつくターニングポイントが兄貴の行動の変化だ、というのがとても現実感があり、また希望を私たちに与えてくれる。若者は大きく成長する可能性を秘めているんだ、というメッセージがこめられている気がするのだ。他のメンバーもすこしずつ変わっていくのだが、兄貴の成長がこの家族の再生を生み出したんではないか、と思うのだ。
 そして、この映画を語る上でなくてはならないのは(皆さんのレビューにも必ず含まれている)ミニバスの存在。故障したおんぼろミニバスを、家族みんなで押しがけしてエンジンをかけ、走りながらバスに乗り込むシーンはこの映画の最大の見どころだろう。何度も繰り返されるこのシーンで、家族が徐々に絆を深めていくような気がするのだ。そして、所々で映画にちょっとしたアクセントをつけてくれる。
 決してアメリカンドリームではないエンディング(そういうエンディングが見たければ、「幸せのちから」のようなハリウッド映画をどうぞ)、でも、夢は未来に繋がっている。涙が止まらない感動大作ではないけれど、ほんわかした気分になって、明日への希望が持てる映画だ。

 最後に一点。多くの映画レビュー(他のサイトも含む)などで、「コンテストのために、アリゾナからカリフォルニアへ旅する」と書いてあるが、それは間違いである。家族の住む場所はニューメキシコ州アルバカーキー。ニューメキシコ州からアリゾナ州を越えてカリフォルニア州へ進むのである。

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