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2008/03/26

ブラッド・ダイアモンド(Blood Diamond)

メッセージ性は高く、我々に問題提起してくれる作品。でも、アメリカ的ご都合主義が目に付く。

 映画のテーマ性もあり、期待して鑑賞したのだが如何せんストーリーが単純すぎる。ディカプリオ自身は、役作りも含めて上手に演じていると思うし、他の出演者(ジェニファー・コネリー、サイモン・フンスー)もいい演技を見せているだけに、惜しい。
Blooddiamond
 まず、シエラレオネの密輸売人としてのディカプリオ主人公白人の行動。反政府組織RUFと白人が、協力する黒人なしでそんなことできるとは思えない。それに、密輸売人を見つけた現地警察がワイロに目もくれず主人公をしょぴく場面。政治的でない密猟者なら、ワイロを取ってしまいそう。また、留置所でフンスー演じる漁師が、RUFのダイヤ採掘現場監督と顔を合わせた時のやりとりだけで、漁師がピンクダイアモンドを隠していると確信するなんて、白人密売人として手練手管を知っている主人公にしては単純。 市内での銃撃戦で主人公と漁師がケガを負わない、とか、親子の絆が絶体絶命の場面で突如戻る、突然のRUFの襲撃で、主人公一派のみが助かる、というのは映画作りの暗黙の了解なのでOKとしても、ピンクダイアモンドの買い取りの現場に、大手宝石会社社長が自ら出向く、というのは、ちょっと戴けない。(「ナイロビの蜂」では製薬会社の末端の人間がいろいろな手を下しているのですよ。)アフリカのことは皆さん知らないでしょ、こんな感じですよ的な描き方が気になって仕方がない。
 
 観客はアフリカの現状を知らない、密売の現状を知らない、だから説明調の台詞が増えるのは仕方がないし、それを手早く理解させるためにストーリーを簡潔にするのは理解できる。例えば、石油の利権にからんだ中東・中央アジアとCIAの問題を描いた「シリアナ」のように、ストーリーが複雑すぎて観客が理解不能になるおそれもあるから、単純化するのはある程度やむを得ない。また、アメリカ国務省がダイヤの密売を描いたこの映画を批判した、とのことなので、この映画を製作した意義はあるし、社会的影響も大きいとは思うののだが、アメリカ的ご都合主義があり過ぎでは、せっかくのテーマも役者の演技も生きてこない。期待度が高かっただけに、観賞後の満足度も低くなってしまった。

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